京都ふじわらFP事務所

お金と人生をデザインする。京都の独立系ファイナンシャルプランナーです。

【FP実体験】「お宝個人年金」のオトクな特約はこちらから聞かないと、保険会社は教えてくれない!

みなさま、ご安全にお過ごしでしょうか!

以前にお宝個人年金について記事にしたところですが、追加情報を記事にしておきましょう。 fp-f.netfp-f.net

今回は、個人年金を受けとる時期が近づいてきたときに意識するべきことをお知らせしましょう。

いわゆるバブル期に加入した「お宝個人年金」は、受給開始時期の半年前くらいに、保険会社から受け取りをどうしますか?記入して提出してくださいという書面が送られてきますが、このときに、注意が必要です。

誰も説明には来てくれない

まず、このときに、担当の営業担当者などによる特段の説明はありません。これは少なからず意外でした。長年加入してきた保険なので、なにがしかの訪問があるのかと思っていましたが、何もなし。。。

保険会社によって違うかもしれませんが、日本生命については、特に担当者がアポを取って説明にあがります、といったサポートはありませんでした。単純に所定様式を書いて返送してくれということが説明文書に書かれているだけです。素っ気ないですね。

契約者に有利な特約については聞かないと教えてくれない

いわゆるお宝個人年金については、「受取年金増額プラン」「年金開始時一時金持ち込みプラン」「受取時期くりのべプラン」「年金種類変更プラン」などの大変に有利な特約が付いています。保険契約時の契約書やその前の提案書などに特約のすべてが書かれているのですが、年金受取指示の照会文書には特約のことは一切書かれていません!(ビックリしました)

営業担当者などの訪問があって、その際にこういう特約を利用できるけど、どうするか?といった意思確認の機会があるものと思っていたのですが、日本生命の場合、それはありませんでした。

つまり、自分にとって有利な特約について忘れていたり、そもそも知らなかったりしたら、利用できないまま権利消滅するというわけです。保険会社からの特段の催告はされないわけです。

ではどうするかといえば、以下の記事に書いた通り、担当支社に電話して、保険会社の専門家に相談する必要があります。

 fp-f.net

そして、上記の担当者と話をすれば、契約時の約束通り特約は利用できますという回答を得ることができるはずです。

つまり、聞けば答えてくれるけど、保険会社から親切に教えてくれることはない。今となっては会社側が不利になるバブル期の特約なので、敢えて積極的にはアナウンスしていないというわけです。

顧客本位であるべき保険会社の姿勢としていかがなものかと思いますが、監督官庁の金融庁もそこまでは問題視していないようです。(現時点では)

実際は会社や担当者による

ただ、保険会社がみんなそんな状態かといえば、会社によってかなり違うようで、営業担当者がずっと同じ人だったりする場合は、適宜のタイミングでアナウンスが行われているようです。

保険会社によっては、営業担当者が頻繁に交代するところがあり(どことは言いませんが)、そうなるとバブル期の「お宝個人年金」なんて商品はほぼ知らないし、会社側も積極的に情報提供しないので、顧客である契約者にとっては不利益を生じることがあります。というか、そういう事例は実際に多いと思います。

知っているものだけが得をする。残念ながら、それが世知辛い世の中の常です。情報格差は深刻です。

このページを観られた方は少し(いやかなり!)得をしたかもしれませんね!

最後までお読みいただきありがとうございます。

それでは今日はこのくらいで。本日もご安全に。