最終更新 2023/3/17
皆さま、ご安全にお過ごしでしょうか!
受験の経緯
2021年6月のCFP試験「タックスプランニング」を受験し、自己採点では、なんとか合格できたようです。
実は、タックスの勉強は2020年の年初から開始していて、本来は2020年6月の試験を目指していたのですが、コロナ禍で試験が中止となり、いったん勉強を中止しました。
その後、2020年11月試験に向けて3科目受験の予定で再スタートを切ったのですが、そのときには「金融資産運用設計」と「リスクと保険」の2科目に絞ったため、「タックスプランニング」は後回しにすることにしました。
なぜかというと、「金融資産運用設計」や「リスクと保険」は問題集を二回転しているとそれなりに点数が向上するのですが、「タックスプランニング」は二週目の点数の向上が少なかったため苦手意識があり、もっと時間をかけないといけないと考えて、いったんペンディングとしたのでした。
勉強時間はどのくらいか
「金融資産運用設計」は最初とっつきにくいのですが、二回転目で案外点数が伸びるので、もともと興味のある科目はやはり飲み込みが早いのだなあという印象です。
もっとも、その分時間はたっぷりかかっていて、他の科目の2倍はかかりました。「金融資産運用設計」がもっとも時間のかかった科目であることは確かです。
一方、「タックスプランニング」は複雑な計算はないものの、一部に手数の多い計算があって、計算の順序が腑に落ち、コツが掴めるまで、予想外に時間がかかりました。
「金融資産運用設計」まではかからないものの、一旦中断を挟んで記憶が完全にリセットされたこともあり、合計すると「金融資産運用設計」と同じくらいかかったかもしれません。コロナ禍の影響で、非常に非効率な受験勉強となってしまいました。
「タックスプランニング」の問題はある意味非常にシンプルな算数問題が並んでいるので、一部数学が絡む「金融資産運用設計」にくらべると容易に感じるのですが、結局計算の順序によって計算結果が変わってくるので、正確な計算順序を理解するのに、思いの外時間を要しました。
税金関係の仕事をしている人には取っ付きやすい容易な科目で、税理士試験を水で薄めた(?)易しい試験とも言われていますが、門外漢には特に税金独特の考え方に馴染むのに時間がかかりました!まさに独特な考え方に最後まで悩まされました。(今も?)
「タックスプランニング」のキモは損益通算だ!
特に損益通算については、なかなか腑に落ちずに難儀しましたが、実は以下の方法で一気にコツを掴むことができました。
それは「FP1級ドットコム」の損益通算に関する過去問を解いたことでした。
fp1-siken.com
FP1級の問題はCFPとはまた異なる視点から出題されていて、損益通算の問題を集中的に解くことでやっと考え方が掴めました。視点を変えて取り組むことは有益ですね。
他にも、所得税の計算が根本的にチンプンカンプンだったり、みなし役員の判定だったり、法人税の損金不算入の判定だったり、交際費の判定だったり、聞いたこともない論点の連続で、ホントに問題集が付箋だらけになりました。
他の科目ではこうはならなかったので、個人的には「タックス・プランニング」は最後まで苦手意識が強かったですね。
受験時の所感
勉強時間と点数の関係ですが、2020年11月試験で受けた「金融資産運用設計」と「リスクと保険」では、最終段階で過去問題集を4年分繰り返し解きましたが、本試験での点数的にはいまイチな結果でした。
過去問題集では9割位とれても、本番ではこの程度かという感覚でした。
一方、2021年6月試験では、最終段階で過去問題集4回分を繰り返して解き、まだまだ腑に落ちない部分が残っている感触でしたが、前回試験より数問多く正解することができました。
「タックスプランニング」の問題は、計算自体は簡単な加減算なのでそれなりに解けたようにみえてしまうのですが、計算順序などのトラップに引っかかるというパターンが多く、心配したのですが、出題傾向がたまたま有利に働いたという気もします。
おかげで、意外なことにこれまでの全科目中で最高点となりました。「ライフプランニング・リタイアメントプランニング」よりも高得点だったので驚きました。
何年か前の出題は、妙に難しかったですから、これは運ですね。
ちなみに、試験会場はKBS京都ホールでした!はじめて入った。
最後までお読みいただきありがとうございます。
それでは今日はこのくらいで。本日もご安全に。
参考
▶定番の「精選過去問題集」です。これしかない!
▶テキストは定番の「うかる!」シリーズで十分ですよ。FP2級のときに使ったテキストをそのまま使用できます。カバーされていない部分はネットでサクッと調べましょう。
▶FP1級試験用のこのテキストもコンパクトで意外と使えますよ。敢えて中古で安く買うというのもアリですが、法改正には要注意です。
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