京都ふじわらFP事務所

お金と人生をデザインする。京都の独立系ファイナンシャルプランナーです。

CFP独学突破!「ライフプランニング・リタイアメントプランニング」科目のキモはここだ!

【最終更新 2022/11/14】

皆さま、ご安全にお過ごしでしょうか!

さて、FPとしてのステップアップのためにCFP試験に少しずつ取り組んでいるので、その苦心惨憺の様子を後学の方の参考のために残しておきたいと思います。

簡単というけれど、油断は禁物!

CFP6科目のなかで「ライフプランニング・リタイヤメントプランニング」は比較的かんたんな科目と言われており、実際、「精選過去問題集」を解いてみてもそのとおりだなという印象でした。問題数も少ないです。

でも、特定の問題が最初はかなり難問で、手におえないと感じましたが、問題集を何回か解いていくうちに、コツが掴めました。これも噂通りですね!

「ライフプランニング・リタイヤメントプランニング」のキモは係数問題だ!

前半の肝はお馴染みの6つの係数を使って手数の多い計算をこなす必要がある係数問題です。「係数表の活用/資産運用」とか「住宅取得資金計画/住宅ローン」というあたりですね。

後半は年金問題ですが、これは意外と素直な計算問題がメインで、とっつきやすいです。変にひねった問題は出ませんね。

いちばん手間がかかったのは、係数を用いて住宅ローン返済のキャッシュフローを計算する「住宅取得資金計画/住宅ローン」の定番問題で、これは最初は途方に暮れましたが、パターンどおりでもあるので、コツが掴めれば確実に解けます。

腑に落ちるまで繰り返すしかないでしょうし、繰り返せば、ああそういうことかと納得することができます。

コツは単純で、提示される条件ひとつごとに図を書いて計算してゆくこと。

最初は、すべての条件を絵に書き出してから、最後にどの時点を基準とすればいいのかを判断して逆算するようなイメージで考えていましたが、これでは時間が足りません。また、特にそうする必要もないのでした。

過去問を解けば、どの時点を基準点として最終金額を計算すればいいのかがわかるので、あとはどの係数を用いればいいのかの判断だけで、淡々と計算を重ねていけば、手数は多いけど、結論に辿り着けます。

CFPの計算問題の手数が多いものは、だいたい図とか表を書いて処理するのが定番ですね。これだと計算手順も間違いが少ないし、後の検算も容易ですからね。

前半のもうひとつの肝はFPには欠かせないキャッシュフロー表の作成問題ですが、これは実に単純な計算問題で、淡々と計算を重ねていけば、電卓の操作さえ間違わなければ解けます。慣れは必要ですが、いわば慣れだけです。

今回は「タックスプランニング」との2科目受験で、時間の余裕もあったので、過去問題集を4回分解き、それぞれ3回転は回したので、やり切った感がありました。

でも、直前に全体をお浚いしないと、最初にやったあたりは記憶が薄れていたりするので要注意です。

受験の際の所感

予定通りに2021年6月の試験を受けました。試験会場は、KBS京都ホールでした。はじめて入りましたよ。

Cパートの年金問題は予想外に素直な計算問題ばかりで、拍子抜けという印象でした。いや、助かりました。運が良かったかな。

予定通りに、Cパート(年金問題)から着手して、Bパート、Aパートと遡及する戦略ですが、これも無理なく進みました。

受験結果はいかに

自己採点で十分に安全合格圏内だったので、それなりに満足しました。

得点もこれまでに受けた科目のうちで最高に近い点数が出ましたので、もう自己満足ですよ。過去問題を4回分こなしたかいがあったと感じた次第です。

でも、逆にこれならもう少し手抜きしても大丈夫かもと思いました。

ひょっとして「FPKオリジナル精選過去問題集」は使わずに、「CFP®資格審査試験問題集」だけで足りるのではないかと感じたほどなのですが。。。(この件は後ほど「不動産運用設計」科目の受験の際に)

最後までお読みいただきありがとうございます。
それでは今日はこのくらいで。本日もご安全に。

参考

▶CFP試験対策は「精選過去問題集」で決まり。これしかない!

▶テキストはFP2級用のこれで十分です。定番の「うかる!」シリーズです。

▶LECの「合格のトリセツ」シリーズも要点を絞り込んで、レイアウトが見やすいのでかなり良いと思います。「うかる!」シリーズはレイアウトの問題で、ちょっと文字を詰め込みすぎなので、視覚的な記憶の残り方に限界がある気がします。個人的にはしかるべき場所に敢えて空白を置いて区別する方が、視覚的に概念の整理がしやすいと感じます。

▶TAC出版のお馴染みの定番テキストですね。必ず本屋においてあります。個人的には分厚すぎるのと、手書き風フォントが却って見にくいので敬遠してしまいますが、単に相性の問題ですね。

 

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