京都ふじわらFP事務所

お金と人生をデザインする。京都の独立系ファイナンシャルプランナーです。

独学!FP(ファイナンシャル・プランナー)2級取得までの道のり(その1)

はじめに

皆さま、ご安全にお過ごしでしょうか!

少し古い内容になりますが、忘れないうちに書き残しておこうと思います。

FP2級(国家資格 2級ファイナンシャル・プランニング技能士)に合格したのは、すでに2年前のことだったのですね。。。

FP2級合格にはどれくらい勉強時間が必要なのか

さて、2019年6月にFP3級(一応、国家資格!)に合格して気を良くした筆者ですが、FP2級はさすがにFP3級と違って、試験対策にはそれなりに時間がかかります。

筆者は、2019年9月の回を受験しましたが、結構目前で焦ったりして、目算違いが発生したりしましたよ。

同年5月にFP3級を受験して、6月末頃に結果発表だったので、実質的に7月に独学を開始したわけです。

7、8月を中心に、9月まで独学を続けたわけですが、振り返ると結構紆余曲折がありましたね。

そして、いろいろと後悔も残ったのです。。。

FP2級のテキストはなにがいいのか

基本テキストとしては、例によって日本経済新聞出版社の『うかる!』シリーズを使いました。『うかる!FP2級・AFP 王道テキスト2023-2024』が最新版です。

もともとは、FP3級の時のテキスト『うかる! FP3級 速攻テキスト』を使って試験対策を進めていて、実際それで十分ではという声もインターネット上で目にしていたのですが、実際はそうもいかないですね。

FP3級試験の後に忘れてしまった内容を思い出すまではFP3級のテキストで足りますが、2級の過去問に突っ込んでいくと、やがて、ああこれでは足りないなと実感するタイミングが出てきます。

そう、その時が、FP2級のテキストに移行する好機です。

そしてFP2級のテキストに移行した後は、FP3級のテキストに戻る必要はなくなります。

当たり前ですが、ある意味感慨深いものがありますよ。確実にステージが上がったことを自ら実感することになります。

さて、このテキストは、FP3級のときも使ったシリーズですが、FP3級のテキストのレイアウトの工夫に比べると、内容が増えていることもあり、レイアウトが少し平板になっているのが気になりました。

もっと項目ごとの区切りを明確にしたほうが、頭の中で整理しやすいし、見やすいと思います。今後の編集の参考にしてほしいなあ。(もちろん、この感想は2019-2020年度版のことですよ。)

それでも情報量が多くて網羅性が高いので、安心感があります。

でも、ほんとは大きな不足があるのですね。それについては後述しますね。(ここ、重要なポイントですよ)

参考のため、こちらも比較してみてください。こちらの方がメジャーで、小さめの書店でも在庫があります!TAC出版の『みんなが欲しかった!シリーズ』のテキストです。

自分的には手書き板書風のレイアウトが逆に見づらく感じた(歳のせい?)ので、こちらはパスしましたが、なにしろ一番の売れ線です。好みの問題でどちらを選択しても間違いはないでしょう。

FP2級の問題集はどうするのか?

テキストと同じ『うかる!』シリーズで統一してみました。『うかる!FP2級・AFP 王道問題集2023-2024』が最新版です。

注意点は、なにしろ税制を中心に毎年制度改正がありますから、常に最新版のテキストを使うことですね。

古いバージョンが安かったりしますが、そこは割り切って最新版を普通に買いましょう!まあ、FPのテキストは普通に買ってもボリュームの割に安いですからね。

そして、このテキストは期待通りに、学科についてはそれなりに効果がありました。その後、CFP試験対策をする際にも、一部科目では役立ちました。かなり長く使えるテキストです!(法改正には常に要注意ですが!)

こちらも『みんなが欲しかった!シリーズ』の問題集があります。好みの問題で、どちらを選択しても大丈夫だと思いますね。

過去問はどの程度やればいいのか?

過去問はとにかく必須ですから、なるべく多く当たりたいところです。

学科はまだ問題集と試験対策サイトで結構なんとかなります。

特に、おなじみの「FP2級ドットコム」さんは大変役に立ちます。スキマ時間も使って、こちらを使い倒すのが、大変効果的です。もちろんスマホでも便利に使えますから、通勤通学の時間が活かせますね!

特に不得手な分野について、過去問を千本ノック方式で集中的に取り組めば、効果が確実に実感できますよ。
fp2-siken.com

特に実技は要注意!

問題は実技試験です。

これは過去問をやってみないと見当がつきません。

そして、やってみると案外できないので焦ります。

わたしの場合は、5~6回分の過去問を解いてみて、つまずくポイントのパターンを書き出しました。

過去問は一定のパターンが繰り返されるので、数回分解けばかなりパターンはつかめます。

その中で、解けなかったポイントだけを書き出して、確認事項としてメモを作りました。これは効果的でしたね。

これでそれなりに自信をつけたのですが、しかし、2019年9月に行われた実地試験では、やっぱり焦ることになるのでした。

実際のところ、計算問題については平均レベルで、案外平易な設問だなあと感じたのですが……(つづく)